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時差恋愛 32

Category: 時差恋愛  



牧野と付き合い始めて半年が経とうとしている。

俺にもこんな平和な日々が訪れるのか…
と思うほど幸せな毎日。

相変わらず小さな喧嘩はよくするけれど、
牧野に対する愛情は微塵も変わっていない。
いや、ますます深くなる一方だ。

逃げも隠れもしない。
堂々と胸を張って牧野と付き合っていく。


そんな俺の気持ちを代弁するかのように
ある雑誌が俺達の日常をスッパ抜いた。

『道明寺司の一週間』というタイトルで
俺を付け回していたようで、
牧野との平日のデートから週末の部屋に通う
姿まで、きれいに撮ってやがる。

いつものスーツ姿やプライベートでしか
見せないラフな姿も撮れているのが話題になり、
発行して間もなく歴代部数を上回る売り上げ
だと西田から聞いた。

俺的には何も問題はねえ。
何度も言うが、牧野との付き合いは
逃げも隠れもしねぇ。
なんなら、世界中にアピールして
早々と結婚でもしたいと思ってるくらいだ。

たが、事はそんなに甘くない。
世間を賑わせてからすぐにババァから
呼び出しがあった。


「なにやら、最近あなたの周りが騒がしいようね。」

「別に構っちゃいねーよ。」

「と言う事は、あの記事は全面的に認める
ということかしら?」

「ああ、抗議する箇所はどこにもない。
強いて言えば、牧野の写真が実物よりわりぃー
とこくらいか。」

そう答える俺に、はぁーーーと深いため息を
付きながら呆れた目を向けるババァ。


「いつからお付き合いしてるの?」

「半年前」

「どこの娘さんなのかしら。」

「もう調査済なんだろ?」


バハァのやり方は分かっている。
俺をここに呼び出した時点で牧野の事は
すべて把握しているはずだ。


「はっきり言えよ。
俺をここに呼んだ理由は?」

「……あなたがそう言うなら、はっきり言わせて
もらうわ。これだけ世間を賑わせたのだから
もう彼女とは充分じゃないかしら。」

「あ?どういう意味だよ」

「この騒ぎがこれ以上大きくなると、
本来、あなたとお付き合いする女性が
良く思わないはずよ。」

「俺と付き合う女?」

「ええ、そうよ。
あなたにはきちんとした女性と付き合って、
きちんとした結婚をしてもらわなきゃ。」


当たり前のようにそう言うハバァに、
怒りを通り越して笑いがこみ上げる。


「きちんとした付き合い?
きちんとした結婚?
笑わしてくれるじゃねーかよ。
俺はあいつと別れる気なんてねーし、
それを俺に強要した時点で、何をするか
分かんねーぞ。」

昔の俺ならおとなしく従わされていたかもしれないが、
今の俺はある程度、道明寺財閥の中でも
力を持っている。
俺に反発されると困るのはババァの方だ。


「彼女のこと、本気ということかしら?」

「ああ。」

「どこまで話は進んでいるの?」

「まだ何も話してねぇ。
逆に言えば、話せば明日にでも籍を入れるかも
しれねーし。」

嘘じゃねぇ。
俺の中ではいつでも準備は出来ている。

「分かったわ。
でも、1つ覚えておいて頂戴。
あなたが選ぶ女性は、世間から見ると
道明寺財閥が選んだ女性なの。
いくらあなたが好きでも、その相手が道明寺財閥にふさわしいかどうかを判断する世間の目は厳しいわよ。」


そう真っ直ぐに俺を見て言うババァの言葉は
間違っちゃいねぇ。
俺が下す決断は、道明寺財閥が下した決断と同じ。

いつもなら反発してやるババァの言葉が
今はずっしりと重たく感じた。


応援お願いしまーす♡

誤字脱字、すみません。
訂正しました〜★
拍手コメント、本当にありがとうございます。
いつも嬉しく拝見しています。
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