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日々、想定外。39

Category: 日々、想定外  



目の前にこんなにうまそうな餌を出されて、待ったなんて出来るはずもない。

牧野を抱え上げてベッドに移動した俺は、キャミソールから出されたむき出しの肩に唇を這わせ、ブラの紐を肩から外そうと思った時、

「待って!」
と、牧野の焦った声で手が止まった。

「待てねぇ。」

「でもっ、…椿さんと約束してて、」

「あ?」

「NY観光に連れて行ってくれるって、一時間後にロビーで。
っていうか、もう30分もないけど………。」

「ったく、…マジかよ。」


相手がわりぃ。
他のやつならまだしも、姉ちゃんなら部屋まで乗り込んでくる可能性大。

牧野から体をずらし、ポケットから携帯を取り出すと姉ちゃんへとコールする。

「誰にかけてるの?まさか、椿さん?」

「ああ。」

「ちょっと!やめてよっ、あたしからかけるからっ、」

そんな牧野の抗議も聞き流し、電話から姉ちゃんの声が聞こえた。

「姉ちゃん、牧野との約束だけどよ、キャンセルしてくれ。」

「司?なによ突然。
あんたもしかしてNYにいるの?」

「ああ。」

「あたしからつくしちゃんを横取りするってわけ?」

「元々、最初から俺のもんだ。」

「アハハ…そこまで堂々と取られたらしょーがないわね。明日の午後の便で帰国するから、空港にきちんと送り届けて頂戴ね。」



そんな俺と姉ちゃんの会話中も、不安そうな顔で俺を見つめる牧野。
少し乱れた髪を撫でてやり、さっきまで濡れていた唇に触れる。

電話から
「じゃあね。」
と、姉ちゃんの声がしたのと同時に俺は牧野をゆっくりとベッドへ押し倒した。

「道明寺っ、」

「キャンセル完了。」

「椿さん、怒ってなかった?」

「ああ。
明日の飛行機の時間まで俺に託すってよ。」

「託すって…勝手に約束横取りしたくせに、」

「牧野、文句はあとで聞いてやる。
だから、さっきの続き…しよーぜ。」




付き合って半年。
初めて繋がる俺たち。
強烈に惚れてるから、ここまで来る時間が長くてもどかしかったけれど、
強烈に惚れてるからこそ、その時間をかけても、こいつが欲しくて堪らなかった。

そう思える女に出会えて、
たぶん俺はすげぇ幸せもんだ。


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    2018-04-09 01:27  

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