FC2ブログ

日々、想定外。14

Category: 日々、想定外  


朝から調子が狂う。

意識しないようにしようと思っているのに、こいつから俺と同じ香水の香りがして一瞬戸惑った。
そして、俺だけが使えるアメニティをこいつも使ったのかと思うと自然と顔が火照ってくる。

昨夜は早々にホテルから引き上げてきた。
牧野と一緒にいる時間が俺にとって特別だと自覚するには十分な時間だった。  
それと同時に、俺の脳内で警告アラームが鳴る。

こいつは俺の部下だ。
一時の気の迷いで近付く相手としては相応しくない。





オフィスに着くといつものように西田が顔を出す。

「西田、」

「はい。」

「牧野の事だけどよ、」

西田の顔が少しだけ動揺したように見えたが、そのまま続ける。

「今日中に新しい部屋探してやってくれ。
広さや立地はおまえに任せるけどセキュリティに関してだけは厳重なところを頼む。」

「分かりました。」

「それと、……あいつに知られねぇように頼みがある。」

「はい、何でしょう。」

「……牧野に関して、報告書をあげてほしい。」

感情をなるべく滲ませないようにそう言った俺に、眉間にシワを寄せて西田が見つめる。

「理由を伺ってもよろしいでしょうか。」

「まぁ、あれだ。
専属秘書なのにあいつのこと何も知らねぇーし、側近の奴の身辺ぐらい調べておいた方がいいだろう。」

脳内の警告アラームが鳴り響いているのはわかってる。
これ以上深入りしねぇ方がいいのも分かってる。
それなのに、先へ進もうとする自分を止められない。

「早急に取り掛かります。」

と、相変わらず顔色変えずに応える西田に、
「頼む。」
と一言告げ、深く息を吐いた。



ランキングに参加しています。
よろしければポチッとお願いします!
関連記事
スポンサーサイト

 2017_12_15


Comments

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2017-12-15 23:10  

 管理者にだけ表示を許可する


07  « 2018_08 »  09

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

プロフィール

司一筋

Author:司一筋
花より男子の二次小説サイトです。
CPはつかつくオンリーです。
司をこよなく愛する管理人の妄想サイト。

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR




PAGE
TOP.