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彼と彼女の一年間 33





眠りについたのは3時頃だっただろうか。

道明寺の部屋へ手を引かれ入ったのが日付が変わる頃。
それから、…………、

思い出すだけで顔が熱くなる。

一回目の時は何も分からず、無我夢中のまま時が流れて行ったけれど、今回は違った。
道明寺に一つ一つ丁寧に触られていく快感と恥ずかしさに、どうにかなってしまいそうだった。



カーテンから漏れる光に目が覚め壁時計をみると7時。
ほとんど寝ていないから瞼が再び落ちかけた時、今自分が置かれた体勢にはっとして眠気が覚めた。

あのまま何も身に付けずに眠ってしまったあたしたち。
道明寺の腕枕に頭を乗せ、抱きしめられるような体勢に今さらながらドキドキが止まらない。

そっと顔をあげ道明寺を伺うと、穏やかな顔で眠っている。
艶のある綺麗な肌も、長いまつげも、ほんの少しだけ伸びた髭も、こんな間近で見る日が来るなんて。

道明寺が起きたらなんて言ったらいいんだろう。
おはよう?
それとも、
お邪魔してます?

あり得ない…………。
想像しただけで、挙動不審な自分が目に見える。
ならば、このまま道明寺が眠っている隙に自分の部屋に戻ろう。

そう思い、あたしの体の上に置かれた道明寺の腕をそっとよけ、腕枕から頭をあげたとき、
「んー…………、」
と小さく唸りながら道明寺が動いた。

それと同時にせっかくよけた腕がまたあたしの体に巻き付き、さっきよりも密着させられてしまう。
目の前には道明寺の胸。
巻き付かれた腕を離したくても今度はガッチリと絡み付いていて気付かれないように動かすのは無理そう。

そこで、今度は下から這い出る作戦に変更。
道明寺の両腕でホールドされているあたしは、そこから抜け出すため少しずつ足元の方へ抜け出すことにした。
これなら道明寺の腕を動かさずに済む。

道明寺を起こさないよう慎重にゆっくりと作戦開始。
徐々に下に潜り込み、あと少しで道明寺の腕から頭が抜ける……と思った瞬間、

「逃げられると思ってんのか?」
と、頭上から道明寺の声がして、あっという間にさっきまでの密着体勢へと引き戻されたあたし。

「お、お、起きてたの?」

「当たり前だ。
こそこそ逃げようとしてる獲物の様子を観察してた。」

そう言って更に足まであたしの体に巻き付けてくる。
あたし同様、この人だって何も身に付けていない。

「ど、道明寺っ」

「おまえ顔真っ赤。」

「っ、もう……」

恥ずかしくて死にそう。
この体勢にもそうだけど、道明寺が見せる甘い顔や、何気なくする髪を撫でたり背中に触れる手の感触が甘く痺れる。

「今日の予定は?」

「え?」

突然、道明寺にそう聞かれ頭が付いていかない。

「出掛けるのか?」

「ああ、うん。
優紀と約束してたんだ。」

「俺も少し会社に行かなくちゃなんねーから、送ってく。」

そう言って道明寺が体を起こし起き上がるのかと思ったら、あたしの体に覆い被さってきた。

「どうみょう………んっ……」

その先を言わせてもらえないようなキス。
服だって何も身に付けていないから、道明寺の手があたしの体を自由に這い出す。

「ん…………道明寺ぃ、」

「力、抜けって。」

そう言ってあたしの片足を立て、昨夜は何度も触れられたそこへまた道明寺の指が入り込んでくる。

そのなんとも言えない感覚に思わず、
「ふぅ……ん…………」
と、声が漏れると
道明寺の指が器用に動き始めた。


あたしたちが、ベッドから出るのはもう少し後になりそう。




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 2016_09_05


Comments

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    2016-09-05 10:54  

 

婚約期間は、1年だったけど、半年で両思い~
楓様としては、つくしちゃんの気が変わらないうちに、もう結婚か?
JUJU  URL   2016-09-05 11:30  

 

更新ありがとうございます(´◡`)
今日はラブラブな二人で幸せです〜!
一緒に住んでるからそろそろお部屋も一緒になるのかしら(笑)
一緒に出勤とかもするの?
会社にバレちゃうし、つくしは嫌がりますよねー。
一緒に生活していく二人も見ていきたいですー!
次の更新も楽しみにしております( ›◡ु‹ )
 URL   2016-09-05 14:32  

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    2016-09-05 15:26  

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    2016-09-05 16:10  

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    2016-09-05 17:28  

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    2016-09-06 08:02  

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