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月に2、3度しか会えねぇ俺達にとって、2ヶ月なんてあっという間に過ぎ去り、とうとう牧野がNYへ旅立つ時が来た。

「司、そんな不機嫌な顔しないの。」

「うるせぇ。元はと言えば姉ちゃんが悪いんだからな。」

「だってしょうがないでしょ。
私だってつくしちゃんの事気に入っちゃったんだから。」

プライベートジェットを前にして、ギリギリまで牧野を取り合ってもめる俺と姉ちゃん。

そんな二人を呆れた目で見ながら、
「道明寺、仕事はいいの?」
と、平気な顔のこいつ。

「しばらく会えねぇのに仕事なんかしてられっか。」

「あんたってほんと……。
社長に言われたでしょ、お互いを高め合えるベストな存在になりなさいって。
だから、今まで通り手を抜かないで頑張ってね、あたしもNYで頑張るからっ。」

そう言って俺を見上げるこいつに、これからは会いたくてもそう簡単に会えないと思うと胸が痛い。

「ちょっとこっちに来い。」

「え?なに、道明寺っ。」

俺は牧野の腕を取ると、姉ちゃんや西田がいる場所から離れ、ジェットの影に隠れるように牧野を立たせた。

「寂しくなったらいつでも電話しろ。」

「うん。」

「会いたくなったらいつでもすぐに駆けつける。」

「うん、うん。」

「男が寄ってきても気安く話すんじゃねーぞ。
むこうの奴等は挨拶でスキンシップを取ろうとするからな、常に離れて距離を保て。」

「あんた、何言って……」

「それと、むこうで働く日本人の男には注意しろ。
日本の共通の話題があるから、それを利用しておまえに近付いてくるかもしんねぇ。
だから、」

「道明寺っ!」

まだまだこいつに言ってやりたいことがある。
それを遮るように牧野が俺のネクタイを下に引っ張った。

「道明寺。
もう、そういうのは何回も聞いたから大丈夫。
それより、もうすぐ離陸する時間なの。
……今度会えるときまで、ちゃんと充電して。」

そう言って口を小さく突き出す牧野が凶悪に可愛くて、完全にスイッチオン。

こいつの腰を引き寄せて唇を重ねていく。
何度もその輪郭を確かめるように、
何度もその柔らかさを確かめるように。

「牧野、俺との約束、分かってるよな?」

「うん、……分かっ……てる。」

キスの合間に交わす言葉。

「3年だぞ。3年以上は待てねぇからな。」

「うん。……分かってる」


長いキスのあと唇が離れ、俺を見上げる牧野。
そして、ジッと見つめたあとフニャと顔が歪む。

「道明寺、
………ん……ふぇ……


「泣くな。」

「だって……ん……、
やっぱり……離れたく……ない」

さっきまで威勢よくしていたこいつの目から大粒の涙が溢れていく。

「ったく、おまえはいつもそうだよな。」

「なによ、」

「おまえのする事も話す言葉も、いつだって予想から外れる。」

「はぁ?」

「おまえと一緒なら、俺は退屈しねーよ。
おまえとの日々は、今までだって、これからだって、
いつだって想定外な事ばっかだからよ。」




俺たちの一年目は上司と部下として、
そして、二年目は恋人として、
そして、これからの三年目は婚約者として、


出会ったら最後、
俺はいつだって、こいつと一緒に。


「すぐに会いに行く。
行ってこい。」

「うん。行ってきます。」



日々、想定外     Fin


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 2018_04_13





「なに…これ。」

あたしの目の前に差し出された小箱。

「ここからは俺の話。
おまえをここに呼び出したのは、ある人におまえを会わせたいからだ。」

「ある人…」

「ただ、その前におまえに確認したいことがある。」

そう言って道明寺はその小箱を開けた。

それは、その大きさからして予想ができた小さく光る指輪。 ただ、その輝きは予想以上。


「牧野、俺はおまえとこの先ずっと一緒にいたい。
だから、この指輪を受け取ってくれ。」

「……道明寺。」

「あー、勘違いすんな。
これは、婚約指輪だからな。
結婚指輪はもっとゴージャスにするつもりだから、安心しろ。」

この指輪以上にゴージャスなものがあるのだろうか。
たった一粒の石がこんなに輝いているなんて。

「牧野、俺たち結婚しようぜ。」

「……うん。」

「おまえが俺の傍に戻ってくるまでは、しょーがねーから婚約期間っつー事にしてやる。
その代わり、3年以上は待てねぇ。
それ以上は、おまえがどこにいても籍を入れる。」

「うん。」

「牧野、手出せ。」

小箱から指輪を抜き取りあたしの手にはめる道明寺は、「すげぇ、ぴったり。」と、嬉しそうに笑う。

それにつられてあたしも顔が緩んだ時、

「なんだか、楽しそうね。」
と、背後から声がした。

あたしと道明寺が同時に振り向くと、そこには道明寺楓氏の姿。

驚くあたしとは反対に、
「意外に早かったな。」と、楓氏の出現を知っていたかのように道明寺が呟いた。

「牧野、今日おまえに会わせたいやつがいるって言ったのはこの事だ。
俺の……母親だ。」

「こ、こ、こんばんは。」

「姉ちゃんの秘書の桂木が妙に牧野の事を調べてたのは知ってた。その桂木が今度は社長の秘書になるって聞いてピンときた。
牧野を調べさせてたのはババァだろ?」

「人前でその呼び方はおやめなさい。」

「調べてどんな結論が出たかはしらねーけど、数分前に俺たちは婚約した。
ババァがなんて言おうが、俺たちは結婚する。」

こんな展開になるなんて予想もしていなかったあたしは、楓氏があたしを調べていたことや道明寺が母親に対してこんな態度で接することへの驚きで、何も言葉が出てこない。

「結婚するって簡単に言うけれど、牧野さんは2ヶ月後にはNYよ。」

「ああ。
……っつーか、なんでババァがそこまで知ってる?
まさか、これもババァが仕組んだことか?」

「仕組んだなんて、人聞きが悪いわ。
NY行きを決めたのは牧野さん本人よ。
ね、そうでしょ?牧野さん。」

「は、はいっ。」

「そういう事だから、勘違いしないで司。
あなたから久々にプライベートな電話がきたかと思えば、会ってもらいたい彼女がいるなんて驚いたわ。
事前に名前だけでもと思って調べたら、どうやら司がひつこく追いかけ回してるようね。
これだけ熱心にアプローチしてれば、性格に難ありのあなたでも受け止めてもらえたのかしら。」

「あ?性格に難ありって、俺のことかよっ。」

「自覚が無い所がまだ成長しきれてない所ね。
とにかく、……あたしはこれで失礼するわ。
あなたたちとゆっくりお茶してる暇はないの。
……あ、それと、
婚約記念にゆっくり食事でもしていって。
シェフに特別メニュー作らせるわ。」


楓氏はまるで仕事の話でもするようにそう言ってクルリと背中を向けた。

「ババァっ、」

「なによ。」

「婚約記念って、
俺たちの結婚、……許してくれるのか?」

道明寺の声が緊張で少し震えているのが分かる。
そんな雰囲気を壊すように楓氏はフフフ…と笑い、

「先日、彼女から同じような事を聞かれたわ。」
と、あたしを見ながら言った。

「あなたたちの交際を認めてくれるかって。
その時は答えなかったけれど、
今の司の質問と答えは同じよ。
一言だけ。『好きにして頂戴。』」

「あ?…いいのかよ。」

「ええ、結構よ。好きにして頂戴。
司が牧野さんを選んで結婚して、それがもしも司の足を引っ張るようなことになったとしても、
それは自業自得よ。
私は血のつながった息子だろうが、道明寺に不利益になるような存在ならば、容赦なく切るわ。」

「ひでぇ、言いぐさだな。」

「ええ。そうよ。
だから、あなた達お互いが相手を想っているのなら、
私に切られないよう、相手を高められるベストな存在になるべきね。
私は牧野さんならそれが出来ると思ってるわ。」




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 2018_04_12





いつものように仕事が終わったあと、
いつもとは違う方角へ歩いていると、
あたしの横にすーっと音もなく車が止まった。

中からドアが開き、あたしはそれに乗り込むと、
数日前と同じ光景が広がっていた。

「答えは出たのかしら?」
そう聞く楓氏に

「はい。」
と、あたしは答えていた。


「NYへ行きます。」

「…そう。良かったわ。
それで、司に話はしたの?」

「いいえ。
明日、東京で会う約束をしているのでその時に話すつもりです。」

「そう。分かったわ。
それじゃあ。」

話は終わりということなのか、楓氏はそう言ってグラスを持ち上げた。

「あのぉ、…………」

「何か聞きたいことがあるなら言って頂戴。」

「あのぉ、
あたしと副社長が交際していることについては、何も問題はないんでしょうか?」

恐る恐るそう聞くあたしに、

「フッ……」 
と、笑ったあと、

「問題にしてほしいのかしら?」
と、まさかの質問返し。

「い、いえっ、そういう訳じゃなくて、」

慌てて否定すると、楓氏は

「牧野さん、
これから人と会う約束があるの。
悪いけど、この続きはまた今度にして頂ける?」

そう言ってグラスをゆっくり傾けた。





二週間ぶりに会う道明寺。
あたしから東京に会いに行くと伝えると、
「マジかよ。無理すんな。」
と言いながらも嬉しそう。

待ち合わせは会社の側にある大きな公園。
待ち合わせの時間の一時間前に急に道明寺から電話で、
「牧野、待ち合わせメープルに変更できるか?」
と。

「どうしたの?」

「おまえに……会わせたいやつがいるから。
まぁ、会ってから話す。
とにかく、メープルで。」
と、それだけ言って電話が切れた。



約束の時間にメープルへ行くと、道明寺もすでにカフェの奥に座っていた。

「おつかれ。」
あたしがそう言って正面に座ると、

「おう。元気だったか?」
と、こっちが恥ずかしなるほどの甘い顔。

そんな道明寺にあたしは今日、大事なことを伝えなければならない。

「道明寺。」

「どうした?」

「あのね、あたし道明寺に大事な話があるの。」

「実は俺もおまえに大事な話がある。」

「へ?あたしに?なに?」

「おまえから言え。」

「えっ、道明寺から言ってよ。」

そんなやり取りをするあたしたちの前にコーヒーが運ばれてきて、なんとなく黙る二人。
そして、
「おまえの大事な話、先に聞く。」
と、道明寺に再び言われ、
「あのね、」
と、あたしは口を開いた。


「あのね、あたし、
4月から椿さんの専属秘書としてNYに行くことにしたの。」

「……あ?」

「拠点をNYに移す椿さんに付いていこうと思って。」

「なんだよ、それ。
4月ってあと2ヶ月もねーじゃん。」

「うん。
この話を頂いてから迷ってたけど、やっぱり行くことにしたの。」

「……俺にはなんの相談もなしかよ。」

そう寂しそうに呟く道明寺。
これであたしは、この人の前からいなくなる決断をするのは2回目。

大阪へ異動すると決めたときと、今回。
でも、今回の決断は前とは違う。

「この間、おまえ変なこと言ってたよな。
仕事とおまえ、どっちが大事かって。」

「うん。」

「俺がおまえを選ばなかったから怒ってるのか?」

「違うっ、そんなわけないじゃん。」

「なら、なんでわざわざ離れ離れになる選択すんだよ。
俺、言ったよなおまえに、
俺の側から離れるなって。」

まっすぐあたしを見つめて少し怒ったようにそう言う道明寺。
この人に、今回はきちんと自分の気持ちをぶつけてから旅立つ、そう決めたあたし。

「道明寺、きいて。
この間、あんたがあたしに『側にいろ。』って言ってくれたのは凄く嬉しかった。
だけど、あたしはその前の言葉が頭から離れなくて。」

「前の言葉?」

「うん。
道明寺言ったよね。
あたしがコーヒー作りしたいとか、世界旅行に行きたいとかバカなことばっかり言ったときに、
コーヒー作りは定年まで待ってくれ、世界旅行は10年以内に考えるって。」

「……ああ。それがなんだよ。」

「道明寺にとって、あたしとの関係はそれぐらい先まで考えてくれてるってことでしょ?」

「……当たり前だろ。」

「だから、決めたの。
あたしNYに行く。
そして、スキルを磨いて、今よりももっともっと成長して、あんたに相応しい人になりたい。
10年後、いや定年まで一緒にいれるように頑張るっ。」

道明寺から離れるために行くんじゃない。
この先、この人とずっと一緒にいたいから行く。
その思いを、今あたしが言葉にできるすべてで伝えた。

つもりが、

「おまえさ、……、」

「なに?」

あたしの目の前でなぜか視線をそらして赤くなっているこの人。

「そういう事は、男から…だろ?」

「は?男から…?」

「だからっ、今のはプロポーズだろ。
俺がしようと思ってたのに、先に言うんじゃねーよ。ったく。」

そう言って道明寺は、ポカンとするあたしの前に小さな箱を差し出した。



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 2018_04_11





楓氏からの『相談』を受けたあと、
一人で悶々と考え、まだ結論は出せていない。


「道明寺、」

「ん?」

「あのさ、もしも、もしもあたしが、例えばね、遠く離れたブラジルにコーヒー作りをしに行きたいって言ったらどうする?」

「俺が東京の一等地にコーヒー園作ってやる。」

「…だよね。あんたなら不可能じゃない気がする。」

「朝飯前だろ。そんなの。」

「じゃあね、これは?
一年かけて世界旅行に行ってくるって言ったら、どーする?」

「……。」

「さすがに、世界旅行は東京の一等地には無理だよねー。」

「3ヶ月待ってくれ。
そしたら、おまえと俺専用の客船を作ってやるからそれで行こうぜ。
仕事もその船からするから心配するな。」

「う……ん。心配ないね、それは……。」



楓氏からの相談を引き受けたなら、あたしと道明寺は今まで以上に遠い遠距離恋愛になる。
それをこの人はなんて言うだろう。

もし、あたしが1年、いや何年になるか分からないこの仕事を引き受けたら、
あたしたちの関係は……。


「道明寺、あたしと仕事、どっちが大事?」

バカみたいな質問なのは分かってる。
こんな質問に答えて欲しいなんて思っていない。
だって、これはあたし自身への質問だから。
『道明寺と仕事、どっちが大事?』


「おまえ、今日変じゃねぇ?
仕事で嫌なことあったのか?」

「ううん。ないよっ。」

バカみたいな質問ばかりするあたしに、クスっと優しく笑う道明寺。

そして、
「おまえと仕事は比べらんねぇ。
おまえがいねーと仕事になんねぇし、仕事が出来ねぇ男におまえを幸せにする資格はねーだろ。
俺にとってどっちも大事だ。」
と、真剣に答えてくれる。

「うん。」

「コーヒー作りは定年してからでもいいだろ。
ブラジルでもどこでも行って世界一の豆作ろーぜ。
世界旅行はどうしてもすぐにいきてぇなら、10年以内に必ずまとまった休みを取る。だから、それまで待ってくれ。」

「………。」

「牧野?」

「あー、うん。
別に、それは例えだから、気にしないでっ。」

「俺はおまえがしたいっつー事は必ず叶えてやる。
その代わり、……俺の側にいろ。」





『俺の側にいろ。』
道明寺が言ったその言葉。

今のあたしの迷いを吹き飛ばすかのようなその答え。
あたしの答えは決まった。

明日、楓氏に『相談』の返事をしよう。



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 2018_04_10




半年後




あたしが大阪に赴任してもうすぐ1年。
ということは、道明寺と付き合いだして1年になる。

相変わらず月に2、3度しか会えない遠距離恋愛だが、気持ち的には十分満ち足りている。
副社長とあたしは釣り合わない…とあれほど悩んだ時期もあったけれど、付き合いだしてみると不安はほとんど感じない。

それは、全部…道明寺のおかげだと言うことも分かっている。

素直じゃないあたしを辛抱強く包んでくれる。
そんなあの人の側にずっといたい。




「牧野さん。」

仕事が終わってホテルから出たところで、声をかけられ振り向くと、

「桂木さん?」

そこには椿さんの専属秘書である桂木さんの姿。

「どうしたんですか?」

「牧野さん、これから少し時間ありますか?」

「…はい。」

突然の誘いに戸惑うあたしに、桂木さんは小さく頷くと、
「こちらに。」
と、黒塗りのなが~い車へと導いた。

「え?これに、ですか?」

「はい。中でお待ちですのでどうぞお乗りください。」

「中で?」

どういう意味か分からないままポカンとするあたしに、桂木さんが「どうぞ。」と言って車の扉を開けた。

言われるがまま乗り込むあたし。
そして、次の瞬間、心臓が飛び出すほど驚くこととなった。


「こんばんは。牧野さん。」

「こ、こ、こんばんは。」

あまりの驚きにまともに声が出ないあたしの隣で、優雅にグラスを傾けながらあたしを見つめるのは、

会社の社長であり、道明寺のお母さんである道明寺楓氏。

「桂木、このまましばらく適当に車を走らせて頂戴。」

そう言った楓氏は、グラスを置きまっすぐにあたしを見た。

「牧野さん、あなたの事は椿から聞いているわ。とても優秀な秘書のようね。」

「い、いえ、そんな。」

「それと、直接本人から聞いた訳ではないけれど、あなたと司のことも耳に入っています。」

やっぱり。
本題はそっちだろうと会った瞬間に分かった。

「付き合いは長いのかしら?」

「…1年になります。」

「司はあなたに優しい?」

「……はい、とても。」

楓氏があたしに会いに来た本当の意味はなんだろう。

それは道明寺との付き合いが長くなり順調なほど、いつも頭の隅にあった小さな不安。
それが今現実に受け止めなければならない時が来たのか。

楓氏からの次の言葉を緊張しながら待つあたしに、

「あなたにひとつ相談があるの。」
と、ニヤリと笑って楓氏が言った。

「相談…ですか?」

「ええ。
実は、今そこにいる桂木は来季から私の秘書になる予定で、あなたにはこのまま椿の専属秘書として働いて頂きたいの。」

「はぁ。」

どちらかと言えば、有り難い話に微妙な返事をするあたし。

「椿には今まで以上にホテル事業を引っ張って行ってもらうつもりです。
NYのメープルも改装を終えてここからが本番。
そこで、来季からは椿にはNYに拠点を移してもらい、私の側で働いて貰いたいと思っています。
そこで、牧野さん。」

「…はい?」

「椿の専属秘書としてNYへ来る覚悟はあるかしら?」

「へ?あたしがですか?」

「そうよ。牧野つくしさん、あなたが、よ。」


楓氏の言う、『相談』はあたしの思いもよらないものだった。
あたしがNYに……。

真っ先に頭に浮かんだのは、道明寺の顔。
東京とNY。
あたしたちの距離は更に遠くなる。


「ゆっくり考えて返事をして頂戴。
司にはこの事はまだ話していないわ。
あなたからの返事を聞いてから話すつもりよ。」




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 2018_04_09




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プロフィール

司一筋

Author:司一筋
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